nobodyの日記

2005-01-15きょうのひとこと

博士について

はてなの質問「question:1105776057」への言及である。

Euler の公式

e を自然対数の底、x を変数としたときに、e^{i x} = \cos x + i \sin x が成りたつ。

Euler の等式

Euler の公式において  x = \pi とすると e^{i \pi}  + 1 = 0 を得る。

Euler の公式と小平邦彦

あれは森毅先生のお書きになったものだったか。Euler の公式についての小平邦彦先生(だったと思う)が述べられた感想というものを、読んだ記憶がある(と思う)。小平は Euler の公式を、「三角関数と(...何か...失念してしまった...)がチャプスイになったみたいだ」と言ったとか。茶目っ気たっぷりだが、もちろん、その美しさに魅せられての発言である。

小平をしてこう言わせるほどに、Euler の公式は美しい。Euler の等式もまた、同様である。(ちなみに、小説にとりあげられているのは「等式」のほう)。

小川洋子の造形

小川洋子先生の作品に『リンデンバウム通りの双子』という小説がある。ここに出てくるカールとハインツの造形は、『博士の愛した数式』で描かれる「博士」の風貌と、(nobodyの個人的な感想としては)よく似ている気がして、興味深かった。

かたほうだけを読んだことがあるかたなどは、こんなことを書かれると、他方が気になるかもしれない。気になったかたは、もう一方を読んでみたらいかがだろう。いずれの作品も、読むのにさほどの苦労はしないと思う。好き嫌いは別としても。ではでは。


きょうの物理ニュース

URIメモ。http://interactions.org/quantumdiaries/ さん。例によって、KEKさん経由で知った。

nobodynobody2005/01/15 21:59[三角関数と何か] 指数関数じゃないかい。

nobodynobody2005/01/15 22:03うおっ。無体さん、はやっ。▼[指数関数] たぶんそうだと思うのですけど、いまいち自信がないので。。。^^);

nobodynobody2005/01/15 22:09↑自作自演はやめようよ。> おれ。
(「おれ」の元ネタは例によって『虚航船団』です。雲形定規)

nobodynobody2005/01/15 22:35カールもハインツも博士も、みんな痩せていて長身で、スクエアな印象だよね。でも描かれているとおり、彼らの人間性はスクエアでなく、むしろ柔らかい。

nobodynobody2005/01/15 23:06一般形としての公式はそれで美しいし、魅力的なのだけれど、等式の場合は、一見、無関係に思えた二つの無理数が、簡潔な数式の中に整然としたかたちに住んでいるところに、やはりおそろしいまでの、魅力があるのだと思う。心の中にいるのだと、信じるしかないような、こころぼそい数としての虚数もそう。これら、謎の数たちが、実はちゃんとした居場所を持っていて、しかも π や e のように孤高の数のように思えるものらが、実はあの数式のなかで仲良く調和しているという。そう考えると博士の愛した数式(オイラーの等式)に出てくる数(π や e)は、ある意味「双子的」なのかもしれない。

nobodynobody2005/01/15 23:12そうだねー。言われてみれば、確かに、カールとハインツ、博士、それから博士の数式に出てくる数たち()には、共通する何かが、あるよね。「私」の息子は「ルート」。すなわち平方根。で -1 の平方根が虚数 i なわけで……。なんだかまとまりのないコメントでごめんなさい。っていうか自作自演で、すみません。

nobodynobody2005/01/15 23:14自作自演っていっても、この日記の中だけに閉じた話だから。その点、はっきりさせておいたほうがいいよ。人力の質問や、「いわし」でも何かやっていると、誤解されたらいけないから。ではでは。

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